マウントバーノンのリス…2007年秋~冬2011/11/25 22:13

エリコ・ロウ著
『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』
2001年、扶桑社文庫

  どんな動物もあなたよりずっと多くを知っている。
  ――――――――――ネズパース族の格言

 
 
   アメリカやイギリスを訪れると、リスを見かける機会が多い。しかも、人間が近づいていても、逃げることなく、時間を過ごしている。それに比べて、日本にいるリスはあまり人間のいる場所には現われないようだ。
   これはジョージ・ワシントンの大統領府であったマウントバーノンで見たリス。ジョージ・ワシントンは大統領の職務を果たしつつ、自ら農業にもいそしんだ。市街ではなく、農園や公園もある自然豊かな場所である。マウントバーノンはポトマック河畔にあるが、リスがいたのは、大統領の家から川のある方に歩いていったあたりである。奴隷記念碑、ワシントンの墓にも近いところだ。牛や馬など飼われている動物も多いし、自然に生きているリスもいて、なかなか落ち着ける場所である。