ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その18)…2016年夏2018/07/01 06:01

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「昨夜は、このカフェにいらしてましたよ」


   宮殿の正面に近づく。まだ開館まで時間がある。並んでいる人もいない。ガイドブックなどあまり見ずに来ているから、こうなってしまう。ガイドブックもあまり読み過ぎると、写真だの情報だのを見過ぎると、興ざめになってしまう。ざくっと読んで、ふらりと目的地に来ることが多い。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その19)…2016年夏2018/07/02 08:37

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「ケイサツカンだわ」


   なんでこんなところに雪だるまがあるか分からないが、愛きょうのある作品だ。唐突感があって、とても良い。雪だるまのずっと先もこの宮殿の敷地である。歩くとけっこうな距離になる。あまりにも早く来て、時間が余ってしまったから、このあたりをくるくると歩き回った。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その20)…2016年夏2018/07/03 13:11

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
石畳は黒く血で染まっていた。


   宮殿を別の角度から見ると、違った印象になるし、いろんな彫刻だが美術作品が見られて、とても楽しめる。雪だるまのことを紹介したが、冬に雪が降ったらこの宮殿はあまりぱっとしないが、夏の離宮ということで、こういう白い涼しい感じにしているのだろうか。短い北国の夏にだけ過ごすための宮殿としたら、本当に贅沢な建物だと思う。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その21)…2016年夏2018/07/04 08:37

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「フリードリヒもやっと少し元気そうになった」


   なんだろう。この女性の彫刻は。左側の方は子供か何かの姿も見える。ちょっと不気味な感じがするが。まだまだ時間があるから、宮殿の裏の方にでも行って見ることにする。旅行の現地での最終日だが、夕方まで時間があるので、ゆっくり過ごしている次第である。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その22)…2016年2018/07/05 08:44

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「これが『第三の男』の観覧車だよ!」


   よくわかからないが動物の頭の彫刻みたいなものがある。アリスワンダーランドというわけでもないだろう。実は、ウィーンに来る飛行機の中で、そんな映画を見ている。ウィーンと動物という組み合わせもよくわからない。北国だから、やはり寒さに強い動物が棲息しているのだろうか。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その23)…2016年夏2018/07/06 08:34

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
   巨大な観覧車は、ゆっくりと時間をかけて上がっていく。


   下宮の周囲にちょっとした緑地もある。ただ本殿に比べると、スケールは小さい。中国人の観光客ばかりが目立つが、ここでは日本語も聞こえてきた。こちらもツアー客のようだった。飛行機の中でも添乗員らしき人がけっこういたが、ほとんどが女性である。知り合いに旅行社を経営している人がいるが、海外旅行の添乗はかなりハードな仕事らしい。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その24)…2016年夏2018/07/07 06:26

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
『ウウア』


   安直ではあるが、マクドナルドでハンバーガーを食べてしまう。とっさに入る店がなかなか見つからなかった。インターネットに接続できるところも多いから、マックに入ると何かと便利である。スマホを持ち歩いているが、外ではネットにつながらないから、情報が入らない。もちろん、ホテルに戻ればネットはつながるが。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その25)…2016年夏2018/07/08 06:04

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「ウィーンはこの百年、大して変わってないんだ」


   そろそろ帰国の時間も迫ってくる。市民公園のあたりにまたやってくる。ウィーン・コンツェルトハウスの立派な建物が見えた。短期の旅行なので、じっくりコンサートに行く時間がないのが残念だが。日本国内ではかなり頻繁にコンサートに行っている。それに真夏の時期はウィーンでもコンサートのピーク時ではない。少年合唱団の歌を聞くこともできない。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その26)…2016年夏2018/07/09 08:35

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「〈マクドナルド〉はなかったけどね」


   ウィーン市民公園のあたりには小川も流れている。これはウィーン川。勿論、ドナウ川の支流である。ドナウ川は川幅も広く、なにしろスロヴァキアからの移動も船でできたくらいだが、ウィーン川はちょろちょろとした水流しかない。この公園は噴水や池もあって、豊かな水があるところである。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その27)…2016年夏2018/07/10 08:35

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「あれ、エリカ」


   ここは駅ビルの中にあるスーパーマーケット。ウィーンではこの店がけっこうあった。デリも兼ねているようで、おいしそうな食材を見るのも楽しい。空港に戻る時間が少しずつ迫ってくる。ホテルは空港内にあるので、チェックアウトをして、荷物は預けてある。できるだけ身軽なかっこうでウィーンでの最後の時間を過ごす。