午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その7)2022/05/06 10:09

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

老ワイナモイネンは言えり、

 フィンランドの国会にあたるエドゥスクンタの建物である。フィンランドは共和制の国で、国王などはいない。大統領もいるが、議院内閣制に近い仕組みのようだ。荘厳な感じの重みのある建物である


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その8)2022/05/10 11:20

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

さても小さき乙女のアイノ、
若きヨウカハイネンの妹は、

 スヴィンヒューの銅像がある。この人はフィンランドの初代首相となった人物とのこと。ロシア領だった時代に生まれ、やがてフィンランドの独立を経験している。大統領もつとめている。トーベ・ヤンソンと同じように、スウェーデン系のフィンランド人である。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その9)2022/05/17 13:32

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

それより彼女は倉をさまよい出で、
野をよぎりてさまよい、

 スヴィンヒューの銅像と並べてエドゥスクンタ(フィンランド共和国の議会)の写真を撮ってみた。なかなか様になる。この日は休日だったのだろうか、議会の入口もしまっていて、関係者はいなかったようだ。夏休みの時期でもあるし、みんなゆっくり休暇を楽しんでいたのかもしれない。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その10)2022/05/24 11:16

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

母親は郭公を聴きて、
次のようにぞ言いぬ、

 議会の建物から道路をはさんだ反対側を眺める。この辺りは主要な観光コースからはずれたところなので、そんなに人手もない。建物もそんなに集積しているわけではない。繁華街とは様相が異なる。雨はやんだが、曇りがちの天気は変わらない。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その11)2022/05/31 14:48

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

昼間の弁当にあて、
正餐の膳に供え、

  これはストールベリというフィンランドの大統領をつとめた人の銅像。髭をはやして、ダブルの上着を着ている。どんな人かはよくわからない。フィンランド人というと語尾に「ネン」がつく場合が多いようだが、この人の名前はそうではない。