桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その26)2023/12/12 10:00

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
「それでいつ帰国するつもりだ」

 引き続き、教会の周辺を散策する。短い日程での旅行となったが、韓国の場合は距離からして近いので日本の国内旅行と変わらないスケジュールでも対応できる。飛行時間も短いし、時差ボケもないのがいい。気候もそんなに変わらない。ただ、冬は韓国はかなり寒いようだ。冬のソウルにも行ってみたい。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その25)2023/12/05 14:37

原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
食事をすませてから私は山崎村に鶏を買いにでかけた。

 これも教会の建物。大邱に行こうと思ったのは、まだ行ったことがないことも理由だが、直行便が出ていたことも大きい。日本からの距離が近いだけに、乗り継ぎを行うと、効率が悪くなる。アメリカや欧州など遠い場合は乗り継ぎ便もありだが、さすがにここまで近いとそれは避けることになる。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その24)2023/11/28 10:02

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
「予備徴兵検査を受けて間もなく終戦でした」

 毎日新聞の近くとガイドブックに出ていたので、日本の毎日新聞の支社でもあるのかと思った。大邱を中心に発刊されている韓国の新聞だ。なかなか立派な建物だ。ソウルならまだしも、大邱に日本の毎日新聞が大きな支社を置くのは、不自然だなとも思っていた。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その23)2023/11/21 13:54

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
終戦をさかいに私はそれまで世話になっていた母方の縁者の家から離れた。

 空港ホテルに泊まっていたが、素泊まりだったので、朝食はついてこず、空港のクリスピー・ドーナツで朝食をとった。そして25分くらい歩いて地下鉄駅まで行き、ここまでやってきた。ソウル、釜山なども観光したことがあるが、こういう教会は見ていない。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その22)2023/11/14 10:44

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
私はたちどまり僧堂の森をみあげた。

日本の場合だと、フランシスコ・ザビエルらがカトリックの布教活動を行ったことは歴史の教科書でも出てくる。ザビエルの日本での活動は1549年から始まっている。サビエルは日本の守護聖人にもなっている。朝鮮半島へのカトリック布教活動については今一つ時期も含めてよく分からないが。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その21)2023/11/08 09:59

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
「みんな旗をつくらされてよ」

 これも二つの教会が入った写真となった。昔は海外に行って、カメラでバシバシ写真を撮っているのは日本人くらいだったが、最近は中国人など自撮りをしている人も増えた。自撮りというのは一度もやったことがないし、意味が分からないが。危ないところで撮るので事故も起きているというが、そういうのは控えるべきだろう。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その20)2023/10/31 10:45

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
柿の木に熟柿が赤く輝いていた。

 第一教会と桂山聖堂の両方が入った写真が撮れる。考えてみると、写真というのも人間の目で見るのとはちょっと違って、一つの視点からトリミングをしたものになる。両方の教会が映ると、とてもいい写真になることは間違いない。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その19)2023/10/24 10:17

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
私は真桑瓜を轆轤のかたわらに積みあげた。

 自動販売機がある。ペプシコーラだ。そういえば泊ったエアポートホテルにもペプシの自販機があった。韓国ではペプシのシェアが高いのだろうか。清涼飲料水というのもたくさん飲む人とそうでない人にわかれる。お茶を中心に飲む人もいれば、こうした飲料をばんばん飲む人もいる。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その18)2023/10/17 10:23

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
町の中央にカソリックの教会があったが、町の西北の山麓にカソリック修道院があり、パンはそこで焼いている、ということだった。

 監視カメラの表示がある。最近、こういう表示が増えた。治安上は大変にプラスであるが、どこまで一般の人のプライバシーを守るかという問題もある。犯罪が起きた際には、はっきりと犯人が映っていれば、冤罪などを防ぐというメリットはあるだろう。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その17)2023/10/10 10:00

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
学期末のある日の夕食時に、四月から済州島の病院に行かねばならない、と叔父が言った。

 ほとんど観光客はおらず、駐車場の受付、庭を掃除する人くらいだろうか。ミサに来ている人もちらほらいるようである。どの教会でも日曜日(主日)は必ずミサが行われる。この日が何曜日だったか覚えていないが、教会によっては平日や土曜日もミサを行っている。