ザンベジ川の象…2004年夏(現地は冬)2011/08/12 20:00

デイヴィッド・リヴィングストン著、菅原清治訳
『世界探検全集8 アフリカ探検記』
河出書房新社、1977年

 私達が歩いている道は、ヴィクトリア瀑布の大きな裂け目ができる前にザンベジ河が流れていた、大昔の河床の高い岸に沿うて通じているように思われた。



 成田から32時間かけてジンバブエのビクトリア滝にやってきた。心身ともに疲れきっているが、到着してから間もなく、ザンベジ川のクルーズに出かける。はじめてのアフリカ。そしてこのアフリカの地でのはじめての行動がザンベジの川下りとなった。
 
 
  川の対岸に生い茂る森林。その森林の中で動くものが見えた。一頭の象である。アフリカで見たはじめての象にも感動した。実は、後からチョベ国立公園でこれでもかというほど象に遭遇するのだが。ホテルの周辺にも象に注意という注意書きがあった。このあたりは世界の中でも有数の象の生息地だ。

 
  象は一頭だけだったが、他の象たちは森林の奥にいたのだろうか。やがて日が暮れ、夕日に映える美しいザンベジ川の光景にも魅惑されることとなる。