チョベ国立公園のバッファロー…2004年夏(現地は冬)2011/08/16 08:28

亀井俊介、 川本 皓嗣編
『アメリカ名詩選』
1993年、岩波文庫

ウ゛ェイチェル・リンゼイ
「花を食うバッファロー」

むかしむかしの春の日に
花を食うバッファローが闊歩した
野原に機関車が歌うたい、
草原の花は身を匿す。



    ボツワナのチョベ国立公園でのジープサファリ。一頭のバッファローが見えた。バッファローというと大群で行動するというイメージが強いだけに、こうした単独行動は予想外だった。観光ガイドの話では、もともとツガイだったのに、雌がライオンに食われて、今は雄の一頭になってしまったとのこと。悲しい話である。そうした話を聞いてしまうと、バッファローの表情も哀しみに満ちたものに見えてくる。精神的ショックが大きかったせいか、ガリガリに痩せている。バッファローというとライオンと互角に戦うか、撃退する力がありそうだが、百獣の王に襲われたら、被害者になってしまうのか。それにしても、このチョベ国立公園にはいろんな動物がいる。