チョベ国立公園のキリン…2004年夏(現地は冬)2011/08/09 21:00

チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)
『種の起源』(The Origin of Species by means of Natural Selection)

  キリンは、その伸びた身長、極めて細長い首、前部の脚、頭と舌による構造全体が木の高い枝を見回すことに見事に適応している。キリンは同じ国に生息する他の有蹄類や、偶蹄類の動物の手の届かないところを超えて食物を得ることができる。そして、このことは欠乏時期にキリンにとって大きな利点となるはずだ。(拙訳)



    ボツワナのチョベ国立公園。早朝からのジープによるサファリもだいたい終わりに近づいた頃、そいつは現れた。キリンだ。一瞬の間しか見えなかったが、こちらを向いてくれ た。くよくよと思い悩むこともなく、マイペースで生きているという感じだった。キリンくらい大きくなると、ライオンに襲われることもないのだろうか。それ にしても世の中にこんなに背の高い生き物がいることが不思議だ。キリンから見る世の中というのはどんな光景だろうか。地上は遥か遠くで、高い木の枝が身近 な世界だろうか。