ヴィリニュス(リトアニア)旅情(その1)…1980年夏2015/07/11 06:12

チュスワフ・ミウォシュ著、工藤幸雄訳
『囚われの魂』
共同通信社、1996年

   なるほど、いまだに私はバルト諸国にこだわることがやめられないのは事実だ。


   この時はソビエト連邦があり、リトアニア共和国もその一員だった。レニングラード(現在サンクトペテルブルグ)に滞在中、オプショナルツアーがあるのを知って、リトアニアのヴィリニュスへの小旅行を申し込んだ。寝台列車で行って、また同じ電車で戻ってくる行程だ。
   行きの列車で朝食にパンと紅茶が出たことについては、既に写真も含めてアップした。見てくれている人もいるだろう。到着前、森と湖に恵まれた大地が開けてくる。当初は予定になかっただけに、リトアニアを訪問するに胸が高鳴ってくる。列車は片道10時間はかかっただろうか。