ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その53)…2016年夏2017/02/24 09:26

L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年

〈夜の会話〉
   あなたが共産党員であるかないか、わたしにはわかりません。


   アレクサンデル・ドプチェクのモニュメントがある。高校時代からソ連・東欧にはかなり興味を持っていたので、この人の名前は昔からよく知っている。チェコスロヴァキアの「プラハの春」の時は子供だったので、その時の記憶はないが、伝説的な人物だ。チェコと一言でいってしまうが、ドプチェクはスロヴァキア人だ。冷戦の終わり、民主化があり、政界に復帰して、チェコスロヴァキアの連邦議会の議長にまでなっている。チェコとスロヴァキアにわかれる直前に亡くなっている。