桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その1)2023/06/06 10:01

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
 父が無量寺から十日ぶりに下山してきた早春のある日の夕食のときだった。

 大邱の桂山聖堂に行くつもりだったが、この教会があまりに立派なので、最初はこれがそうかと思ってしまった。半月堂という地下鉄の駅で降りて、場所を探していたのだが、ちょっと分かりにくいところだった。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その2)2023/06/13 14:35

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
老師は寒山・拾得の話をした。

 このあたりの地図だろうか。何とかハングル文字は地名の大雑把な判読くらいはできるのだが、きちんと韓国語をマスターしてないので、ぱっと見て意味も分からないし、判読できないこともある。逆に、漢語も多いので、類推が聞く場合もある。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その3)2023/06/20 10:08

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
私は、どこか遠い国の物語を聞いたような気がした。

 ここが桂山聖堂であることを示す石碑のようである。カトリック教会である。日本に比べて、韓国はクリスチャンの比率が格段に高い。プロテスタントの方が多いようだが、それでもカトリックもそこそこいる。最近は外国人の信徒も目立っている。


桂山聖堂(大邱)を見学する…2018年夏(その4)2023/06/27 10:09

立原正秋著
『新潮現代文学  61  冬のかたみに・帰路』
新潮社、1980年

<冬のかたみに>
「鐘台、こわかったよ」

 別の教会の巨大な建物が最初に目に入ってしまったので、この桂山聖堂の建物がちょっと小さく見える。実際に、それほど巨大な大きさを誇る建物ではない。でも、なかなか落ち着いた感じで、色合いなどもいい。