ポリネシアンセンター(その1)…2007年秋~冬2012/08/17 14:08

ジェシカ サイキ著、池田年穂、倉橋洋子訳
『プルメリアの日々  ジェシカ・サイキ短篇集Ⅰ』
西北出版、1994年

<写真花嫁の到着>
「クマモトの娘が一番かわいいと誰でもいうわな?」と言って、彼はつのる気遅れを吐き出すように歓迎の風船をふくらませた。船が近づいてきて、デッキに一列に並んだ小さな人影が見分けられるようになった。向こうの方でもすでに手を振る者がいた。今さらどうしようもない。「おれの方のコトの家族は、海の向こうに住んでいるからハワイに来ても家に帰ったように感じるだろう」有無を言わせぬ口調で言った。



 ハワイのオアフ島のポリネシア・カルチャーセンターに行く。ホノルルの中心地から意外と遠い。オアフ島の北側にある。着くなり、「停電で出し物は中止」という看板を見て、がっくり。アメリカでは電力が足らなくて、このアトラクションは中止などという場面によく出会う。
   でも大丈夫だった。中止になるのは一部のショーだけで、食事会もステージで演じるメインのダンスショーも予定通りとのこと。先ずはルアウというハワイ料理を堪能しながら、ショーを見る。会場は満杯だ。