カーネギーホール…1997年秋2012/09/21 20:19

アンドリュー・カーネギー著、坂西志保訳
『カーネギー自伝』
2002年、中公文庫

   私たちの事業は拡張を続けたので、私はたびたび、東部、とくにニューヨークをおとずれなければならなかった。アメリカではニューヨークはあらゆることの中心で、ロンドンが英国にとって重要なのと同じであった。アメリカの重要企業はみんな本社をニューヨークにおいていた。大きな商社は、だれか代表者をそこにおいておかなければ不便でしかたがなかった。私の弟とフィップス氏が、ピッツバーグの事業をよくやってくれている。私の分野は、いくつかある会社の総合的政策を指揮し、重大な契約の交渉に当たることにあるように思われた。



  カーネギーホール。ニューヨークのマンハッタンにあるコンサート劇場である。まさにクラシックから現代音楽に至るまで世界最高水準のアーチストが公演する劇場である。ジョニー・マティスという名前と写真が出ている。アメリカのポピュラー音楽の歌手で世界的なヒット曲も多い。その隣にはKol Simchaというバンドの案内がある。ユダヤの伝統的な音楽を演じるバンドらしい。
 ニューヨークはブロードウェイあり、アポロ劇場あり、グリニッジビレッジありと、現代音楽をはじめとする芸術の都でもある。パリとは趣を異にするが、ニューヨークもまた楽しい街である。西に行けばハリウッドがあるし、アメリカのソフトパワーの底力は半端じゃない。

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