アメリカ航空宇宙博物館…1997年秋(その3)2013/07/05 21:25

ディヴィッド・スコット/アレクセイ・レオーノフ著
鈴木律子/奥沢駿訳
『アポロとソユーズ』
2005年、ソニーマガジンズ

(ディヴィッド・スコット)
   しかし、それは歴史的な瞬間だった。月面に立った最初の人類として、ニール自身何かを言い残しておくべきだと思ったのだろう。じつは、そういう場合のために、誰かが聖書とシェイクスピアの言葉を彼に送っていたらしい。だが、ニールは自ら一一の単語を選んで、完璧なメッセージを発した。
「一人の人間には小さな一歩でも、人類にとっては偉大な一歩である」(That's one small step for man, One giant leap for mankind.)



   ここはアメリカなのだから、当然のことながら、アポロ計画をモチーフとした展示がある。アポロ計画はアメリカが取り組んだ壮大なものだった。子供の時だったが、アポロ11号の乗組員が月面着陸した時の報道には感動した。後から月の石を見に行ったこともよく覚えている。日本全土で、月の石は展示されたようだ。
   アメリカはアポロ計画をやめてしまったし、スペースシャトルを飛ばすのことも無しになってしまった。費用がかかるからなどという理由を聞くが、本当のことはよく分からない。