ソウル・国立民俗博物館…2001年春(その6)2013/09/07 07:59

大村益夫、長璋吉、三枝寿勝編訳
『朝鮮短篇小説選 (下)』
岩波文庫、1984年

「留置所で会った男」(金 史良)
   車内は満州の広野へ移住していく移民群でいっぱいだった。座席にあぶれたものは、荷物のようにしゃがみこみ、うずくまり、倒れ、隅に横になり、通路でタンツボを抱いたまま前後不覚に寝入っている。



   この民俗博物館は建物だけではなく、ゆったりした敷地にいろんなものがあるので楽しく過ごすことができる。これは済州島でよく見られるトルハルバンだろうか。こした石像は日本のお地蔵さんみたいで、とっても親しみを感じることができる。天気も悪くなかったので、敷地内の散策もエンジョイすることができた。