サハリン州郷土博物館(その13)…2012年夏2014/01/02 19:58

チェーホフ著、原 卓也訳
『サハリン島』
中央公論社、2009年

   農業のなかでも、その成否が自然条件よりも、むしろ戸主自身の努力と知識にかかっているような部門、すなわち野菜づくりは、サハリンではおそらく良い結果をあげているだろう。時には全家族が冬じゅうカブだけで食べているという事情からして、この土地の野菜栽培の成功を物語っている。



   雪の中のウサギ。鳥はライチョウだろうか。色が変わるタイプとそうでない種類があるらしいから、前者だろうか。次の写真はカワウソ。3枚目はクロテン。カワウソ、クロテンもイタチの仲間だろう。フェレット、ラッコなどもそうだ。クロテンは高級毛皮がとれるので、乱獲されてきたようだ。クロテンの毛皮を得ることは、シベリア開発を推し進める原動力ともなった。