サハリン州郷土博物館(その22)…2012年夏2014/01/23 19:49

チェーホフ著、原 卓也訳
『サハリン島』
中央公論社、2009年

   呼吸器官の病気によるものが死者の三分の一にあたり、なかでも肺結核が一五%を占めている。寺院戸籍簿に登録されているのはキリスト教徒だけだが、肺病で死ぬことの多い回教徒をこれに加えれば、その比率はどえらいものとなろう。いずれにせよサハリンの成人は、かなりの程度まで肺病にかかっており、ここではこれが最も頻繁に起る。



   ソ連時代のものが展示されている。女の子用の制服だろうか。ピオネールの活動時に着る服だろうか。ピオネールというのはソ連時代の子供たちの組織で、チェブラーシカも憧れていた。レーニンの顔のある旗もある。文字通りの意味は「いつも準備できている」ということ。
   船の模型もある。ここは「石油ガス」と書かれているから、採掘された石油などを運ぶ船だろうか。サハリンの石油は旧ソ連時代から注目されていた。