サハリン州郷土博物館(その23)…2012年夏2014/01/25 07:47

間宮林蔵述、村上貞助編、洞 富雄・谷沢尚一編注
『東韃地方紀行他』
平凡社、1988年

<北夷分界余話>
   此島至る処草木発生せざる処なし。故に其地趣は鬱々として陰地なりといえども、其土は悉く乾燥して水気すくなく、地上総て草木の落葉、幾年となく落重りて朽積といへども、水気なき故にや土に化する事なし。



    材木関係の産業の発展を示したパネルである。材木伐採、紙の製造などに関するものが示されている。真ん中にある地図はサハリンで作られた紙がソ連の各地で使われていることを示すものである。外国ではインドなどに供給されていたことが理解できる。