ヴィリニュス(リトアニア)旅情(その7)…1980年夏2015/07/25 06:08

チュスワフ・ミウォシュ著、工藤幸雄訳
『囚われの魂』
共同通信社、1996年

   こうして議会が行ったのは、ソ連との併合要請だった。


 ヴィリニュスは美しい建築物の宝庫である。ゴシック、ルネッサンス、バロックの荘厳、華麗な建物があっちこっちにあり、街全体が美術館、博物館のようだ。ここは「夜明けの門」。城門の一つだが、現存するものはこれだけだそうで、大変貴重なものだ。ヴィリニュスの一番の見どころだろうか。


ヴィリニュス(リトアニア)旅情(その8)…1980年夏2015/07/28 09:15

チュスワフ・ミウォシュ著、工藤幸雄訳
『囚われの魂』
共同通信社、1996年

   街では、エストニア、ラトビア、リトワニア語よりも、ロシア語がよく話されている。


   ここもきれいな建物があり、道路には花が植えられている。レニングラード(現在サンクトペテルブルグ)もそれなりに長い期間滞在していたので気に入ったが、こちらのヴィリニュスももっと滞在していたかった。寝台列車を使うので日数は3日ほどかかるが、実際に街を見るのは正味1日だ。ただ、こういう短い旅行ほど凝縮されていて、印象的だったりする。


ヴィリニュス(リトアニア)旅情(その9)…1980年夏2015/07/30 09:05

チュスワフ・ミウォシュ著、工藤幸雄訳
『囚われの魂』
共同通信社、1996年

   バルト緒国民が煮詰められている鍋の蓋は、がっちりと閉じられた。


   白い建物。レーニンの顔の肖像画がビルの壁面にある。説明があったので撮ったのか、なんとなく撮ったのかはよく覚えていない。35年も前のことだから当然ではあるが。政府か何かの建物だろうか。バルト3国の中で海に面していない首都はここだけ。地図を見ると分かるが、リトアニアの海岸線は西側にあるが、そんなに長くはない。