ラスベガスを歩く(その26)…1996年夏2015/10/11 06:52

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   ジョンが銃を放った。床にあたって、ガチガチッと鳴った。


   歩いているのはほとんど観光客だ。けっこう家族連れが多い。ラスベガスというとギャンブルのイメージが強いが、実は家族でそろって訪問するような観光地である。税収がたっぷり入るのか、警官も多くて、治安も良い。勿論、ギャンブルだけしに来て、一獲千金を狙う人もいるだろうが。