キャピラノ吊り橋を渡る…2017年夏(その51)2018/06/11 08:37

ルーシー・モード・モンゴメリ著、松本侑子訳
『赤毛のアン』
集英社文庫、2000年

   窪地の尖ったもみの上には、満点の星がまたたき、いつもの方角に目を向けると、ダイアナの部屋の灯が森をすかしてちらちらと輝いている。


   バスターミナルに到着。けっこう広くて、あっちこっちに行くバスが発着する。行きはそもそもキャピラノ吊り橋のあるところに本当に行くか不安だったが、帰りは逆のルートをたどるだけなのでまったく不安はない。バスの乗り方もわかったから、もう問題はない。


キャピラノ吊り橋を渡る…2017年夏(その52)2018/06/12 10:00

ルーシー・モード・モンゴメリ著、松本侑子訳
『赤毛のアン』
集英社文庫、2000年

「ええ」アンの答えは、それだけだった。


   ロンズデール・キーはバンクーバー北側の交通の拠点であり、ここ自体も観光スポットとなっている。そんなに長居はしなかったけど。いくつかお店もあって、寿司屋もあったけど、どこにも入らなかった。音楽を演奏している人もいた。ここはロンズデールのシーバスの駅。シーバスで南側の対岸に戻ろうと思う。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その1)…2016年夏2018/06/13 09:44

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴> 
「ね、見て見て!結婚式!」


   この日はもうウィーン空港を出て、帰国する日なのだが、出発時間は遅めである。ホテルにぎりぎりいるのももったいない。朝早く起きて、先ず"Ketten Brücken Gasse"という地下鉄の駅まで行ってみる。ベルヴェデーレ宮殿を中心に動いてみることにする。どうしても朝早くから行動する癖がついていて、どこもやってなかったりすることも多い


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その2)…2016年夏2018/06/14 09:22

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
----クロロックの仕事相手、永井恭子に連れられる格好でウィーンまでやってきたクロロック一家。


   ナッシュマルクトという市場があるので、そのあたりから散策を始める。有名な市場らしい。といっても時間が早過ぎた。まだ開いてないところがほとんだ。準備がぼちぼちできているところもある。西瓜はどこにいってもある。こういう細長いタイプの西瓜は日本では見られない。アフリカなど地域によっては西瓜から水分を補給するところもあると聞く。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その3)…2016年夏2018/06/15 09:32

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「この教会へ来たら、カタコンベを見なくては」


   ここもナッシュマルクト市場の続き。犬を散歩させている人もいる。既に書いたことであるが、地下鉄に犬が乗れることになっている。大きな犬がいて怖いこともあるが、よくしつけられている。まだ開いてない店が多くて、せっかく市場に来たのに、閑散としている。朝型の行動パターンができてしまっているので、仕方がない。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その4)…2016年夏2018/06/16 06:10

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「それにはドイツ語をしゃべらなくちゃ」


   ここは布というかそんなものを扱っている店である。正式に店は開いていないようである。当然のことながら、買い物客や観光客の出足もまだまだである。幸い天気には恵まれて、雨は降っていない。ちょっとしたカフェもあるのだが、何しろ店ができていないから、そこで時間を過ごすこともできない。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その5)…2016年夏2018/06/17 06:43

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「催眠術をかけたの?」


   デリカエッセンの文字が見える。このナッシュマルクト市場は買い物だけではなく、グルメを味わうことも楽しめる場所である。いろんな食材を見て楽しみこともできるし、カフェや食堂で食事を楽しめる。空港近くのホテルに泊まっていたので、朝食は空港でとったかと思う。ホテル宿泊料には朝食は入ってなかったから。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その6)…2016年夏2018/06/18 08:41

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「----死の匂いだ」


   キャンディー類だろうか。こうしたお菓子類もいろんなものが売られているようである。カラフルなものが多く、目の保養にもなる。ウィーンではカフェに入って、タルトを食べる機会があった。美術館のカフェは世界一美しいといわれるところだった。このナッシュマルクトでもカフェが開いていれば、入りたいところだが、時間が早すぎて店がやっていない。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その7)…2016年夏2018/06/19 09:51

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「死を忘れるな?」


   おいしそうなパンが売られている。この店はもうやっているのかな。だいたいパン屋さんというはどこでも朝が早い。朝食に買い求める人もいるからだろうか。学生時代はじめて下宿をした時は冷蔵庫がなくて、毎朝パンを買いにでかけたが、無理して冷蔵庫を買った。やはり前の日に買っておきたかったから。ウィーン郊外のハイリゲンシュタットに行った時に、シュニッツェルをはさんだパンを食べた。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その8)…2016年夏2018/06/20 10:20

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
   千代子は何となくおかしい、としか感じない。


   これは何か。イスラム寺院か何かだろうか。とこの時は思った。 ウィーン分離派はオーストリアの芸術家たちのグループが進めていた芸術運動を指すらしい。画家、彫刻家、建築家が名を連ねていたようだ。グスタフ・クリムトはその中心となっている人物の一人である。この日、あとからクリムトの作品を見ることになるのだが、この施設には入らなかった。最初に書いたように、この時はなんだかわからなかった。それに時間も早かったから、どっちみちやってなかっただろう。