オアフ島の荒れたビーチ…2007年秋~冬 ― 2011/03/13 19:36
渡辺喜恵子著
『タンタラスの虹』
新潮社、1975年
川で泳げた者が、どうして海で泳げないことがあろう。ハワイに来て、美穂はまだ一度も海へ入ったことがなかった。結婚してすぐ子供が出来、生活に追われ、子供達の世話で息つく暇もなく歳月が過ぎてしまったのだ。青い海を眺めても、そういう生活が少しも苦にならなかったからでもある。
ホノルルに来たのは12月に入ってから。台風並みの強い風。雨は一カ月以上も降り続いているという。日程もあわただしいだけに、ビーチにゆっくり行っている時間はない。せっかくビーチに近づこうとしても、突然雨が降ってきて邪魔をされる。オアフ島のビーチはどこも荒れている。常夏というハワイのイメージは崩れてしまった。冬に泳いでいる人はほんとどいない。寒いとまではいえないが、温暖とは言い難い天気だ。
『タンタラスの虹』
新潮社、1975年
川で泳げた者が、どうして海で泳げないことがあろう。ハワイに来て、美穂はまだ一度も海へ入ったことがなかった。結婚してすぐ子供が出来、生活に追われ、子供達の世話で息つく暇もなく歳月が過ぎてしまったのだ。青い海を眺めても、そういう生活が少しも苦にならなかったからでもある。
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