ビクトリア滝でステーキ…2004年夏(現地は冬)2012/10/26 23:01

『鉄の時代』
J・M.クッツェー著、くぼたのぞみ訳
2008年、河出書房新社

「ええ、そういいましたよ、それは本当ですから。でも、だれがあの子たちをこんなに残酷にしたんですか?あんなに残酷にしたのは白人たちですよ!そうです!」彼女は深く、激しく、息をついた。私たちは台所にいた。フローレンスはアイロンがけをしていた。アイロンを持つ手にぐいっと力が入った。私を睨みつけた。その手に、私は軽く触れた。彼女がアイロンを持ち上げた。シーツには茶色い焦げ痕がつきはじめていた。



  成田空港を出発して、シンガポール、ヨハネスブルグを経由し、3便のフライトが終わって、ようやく32時間後にジンバブエのビクトリアの滝についた。そのままザンベジ川のクルーズ。夕陽が沈んで、クルーズが終わって、レストランで食事。車で案内してもらったので、レストランの名前も覚えていない。


  牛肉だけでなくて、野生の動物の肉まである。虫の入った前菜も持ってきたが、いつの間にか片付けられてしまった。だったら、無理して食べることもない。長時間の移動の後だったので、意識は朦朧としていた。牛肉のステーキはおいしかったが。

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