ウィーン・シェーンブルン宮殿(その25)…2016年夏2017/12/11 08:45

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

   パウルは精神的にも、多きなオペラハウスから身を引いてしまっていたのだ。


  一見するとアラジンの物語に出てくる魔法のランプのように見えた。しかし、違うようだ。ライオンの顔がど真ん中にある。なかなか迫力のある像だ。かなりきれいな像だから、昔のものがそのまま残っているわけではないだろう。ウィーンはヨーロッパの中の東西の文化、さらにはヨーロッパ以外の文化との接点もあり、なかなか面白い地域ではある。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その26)…2016年夏2017/12/12 08:43

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

パウルは、早々にエスケープしてしまった人間なのだ。


   これは一度紹介したネプチューンの噴水。ウィーンのガイドブックを見ると、もう一つベルヴェデーレ宮殿というのがある。この日のうちに両方見るのもありだが、そっちは翌日にしようと思う。最近では、オーストリアがオーストラリアとよく間違われて困惑しているという話を聞くが、歴史の重みや文化遺産の蓄積がこれだけあるオーストリアは是非一度は訪問してよい国である。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その27)…2016年夏2017/12/13 08:41

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

ただただもらえる賞金のことを考えて、私は我慢してきた。


   美しい花壇と豪華絢爛な宮殿の建物がマッチして、とてもいい構図になっている。これはガイドブックなどでも一番よく見かける絵柄だ。シェーンブルン宮殿がもっとも美しく見える位置に立っている。ユジノサハリンスクのチェーホフ公園の花壇もきれいだったことを思い出した。こんなに大がかりな花壇ではないが。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その28)…2016年夏2017/12/14 06:31

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

   田舎に居て何も刺激がないと、私は思考が萎縮してしまう。


   宮殿の庭園は花壇ではないところは砂利というか砂になっている。観光客はまだ庭園にはそんなに来てないようだ。さて、このシェーンブルン宮殿というと、何といってもマリア・テレジアの印象が強い。そして、その娘のマリー・アントワネットも誰しも聞いたことのある名前である。マリア・テレジアは子供が多く、マリー・アントワネットは十一女としてウィーンで生まれている。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その29)…2016年夏2017/12/15 08:43

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

   典型的なウィーンのカフェハウス、それは世界的に有名だが、私はそれを、つねにとても嫌っている。


   とてもきれいな植物が目についた。白い草のところに一本の樹木が植えらている。この白い草は何だろうか。自然界にこんなものがあっただろうか。オレンジと黄色の2色が混ざっている花がとても美しい。オーストリアは北国だから、こういう短い夏の時期が太陽光線もまぶしく、草木も花々も一番きれいに映えるのだろう。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その30)…2016年夏2017/12/16 07:09

トーマス・ベルンハルト著、岩下眞好訳
『ヴィトゲンシュタインの甥―最後の古き佳きウィーンびと』 
音楽之友社、1990年

彼はウィーンの中央墓地に葬られているという。


   ななめというか、別の角度から宮殿と花壇をながめてみる。また一風変わった趣があって、なかなかいい。宮殿の方を見ると、けっこう観光客が集まっている。集団で来ている人たちらしい。花も整然と植えられている。花卉というのはかなり付加価値の高い産業なのだろうか。日本の首都圏の住宅地に近い地域でもやたらシクラメンの栽培が多いことにはびっくりした。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その31)…2016年夏2017/12/17 07:37

フィリップ・ヘイソーンスウェイト著、ビル・ヤングハズバンド彩色画、楯野恒雪訳
『オーストリア軍の歩兵 1740-1780 マリア・テレジアの軍隊』(オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)
新紀元社、2001年

   ハンガリーで創設された連隊の増加は、この時期における特筆すべき変化である。


   看板が出ている。連邦というか中央国家が管理する宮殿ということだろうか。連邦という言葉が出てくるから、必然的に連邦国家ということになる。オーストリアには9つの州があるようだ。アメリカに行った時も、連邦の規制と州の規制が両方あって、かなりややこしいなと思ったことがある。ただオーストリアの場合、州はアメリカほど強い権限はもっていないようだ。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その32)…2016年夏2017/12/18 08:36

フィリップ・ヘイソーンスウェイト著、ビル・ヤングハズバンド彩色画、楯野恒雪訳
『オーストリア軍の歩兵 1740-1780 マリア・テレジアの軍隊』(オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)
新紀元社、2001年

   将校団は当時の軍隊としては、さほど貴族エリート化してなかった。


   特別企画とか宮殿の中のいろんな施設の案内が出ている。庭園も入るのは無料で、開園時間には自由に歩くことができる。朝早い時間に来たが、開園時間だったの助かった。後で書きたいと思うが、ベルヴェデーレ宮殿にはものすごい早い時間に着きすぎて、中に入れない時間をつぶすのに困ったことになった。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その33)…2016年夏2017/12/19 08:38

フィリップ・ヘイソーンスウェイト著、ビル・ヤングハズバンド彩色画、楯野恒雪訳
『オーストリア軍の歩兵 1740-1780 マリア・テレジアの軍隊』(オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)
新紀元社、2001年

   1769年8月、歩兵連隊に恒久的な番号が定められるようになった。


   最初に紹介したアイスクリーム屋。誰かがしゃがんで電話をかけているようだ。この人がアイスクリーム屋なのだろうか。お客があまり来なくて、ヒマを持て余しているのだろか。車には"Business on The Road"と書かれている。この小型のオート三輪をいろんな商売がなされてるようだ。アイスクリームだけでなく、ハンバーガー、ヨーグルト、ワインとかいろんな店が展開されている。


ウィーン・シェーンブルン宮殿(その34)…2016年夏2017/12/20 08:38

フィリップ・ヘイソーンスウェイト著、ビル・ヤングハズバンド彩色画、楯野恒雪訳
『オーストリア軍の歩兵 1740-1780 マリア・テレジアの軍隊』(オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)
新紀元社、2001年

しかし、この軍隊には奇妙な点が多い。


   これは来るときにも見た二連のバス。赤い色が鮮やかで、とってもおしゃれな感じがする。このタイプのバスがウィーンでは多い。何度も書いているが、旧ソ連・東欧圏ではバスはハンガリー製が多かった。このバスはよく見ると、ベンツマークがついている。さすがに高級感がある。