ボルチモア水族館のディスカス(その2)…2007年秋~冬2011/12/09 22:58

大崎善生著
『ディスカスの飼い方』
幻冬舎、2009年
 
 飼育している年数が長くな ればなるほど、飼育の経験を積めば積むほど、本当に厭というほどに思い知らされることだった。理解が深まれば深まるほど、理解できない部分が広がっていくというのは、もしかしたら陶芸や絵画に通じる世界なのかなと思うこともあった。


 
 ボルチモア水族館を見て回る。水族館に限らないが、アメリカは一般にどこでも照明が暗く、ここも例外ではなかった。暗い中で、魚を見るのはけっこう大変である。近視の人や度があまり強くない眼鏡をかけている人には、ちょっと見にくいと言えるだろう。ただ、スケールの大きな水族館で、ゆったりした気分で回ることができる。サメとかエイなど大型の魚がメインなので、ディスカス水槽の周囲には見物客はほとんどいない。
 一緒に研修に参加していた人も興味がなかったようだ。そのうちの一匹を写真におさめる。他のメインの水槽に比べると小さいが、それなりの大きさはある。やはりこれくらい大きいとディスカスにとっても快適なのだろうか。ほとんど動かず、水の流れに身をまかせている。愛嬌のあるおとぼけの表情がかわいい。