ドバイでレバノン料理…2006年夏2012/11/16 23:51

栗山誠著
『東京ディール協奏曲』
2007年、集英社

   アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ市。
「何度来ても衝撃だな。絵に描いたようなエマージング・マーケットだ」
   高層階の窓からリゾート開発の進むアラビア湾の湾岸線を見ながら霧谷が呟いた。ドバイの開発は近年、凄まじい勢いで行われている。椰子の木を模した人工島で有名な「パーム・ジュメイラ」の海底トンネルやモノレールなど日本企業の多くのプロジェクトの発注を受けている。遠く離れた中東のオイルマネーが日本企業をも潤しているのだ。



 中東を訪問するのは初めてだ。アラブ首長国連邦のドバイ。きれいなショッピングセンターも多いし、フードコートやカフェもいろいろあって、のんびり過ごすにはいいい。真夏だから外に出ると玉のような汗が止まらないが、建物の中にいると快適だ。ショッピングセンターでレバノン料理を軽くつまむ。シシカバブのような料理だっただろうか。味はまあまあだった。
 何だかよく分からない料理だったとも言えるが。一緒に飲んだドリンクが実にカラフルだった。写真の通りだ。三色のドリンク。とても甘くて、デザートに近いだろうか。カフェでも食堂でも長居をしている人が多い。コーヒー一杯で三時間も四時間も過ごす人も少なくない。外はあまりにも暑く、数分歩くのも大冒険になる。