エジンバラの海岸(その1)…2008年夏2011/03/19 20:02

イアン・ランキン著、延原泰子他訳
「大蛇の背中」
『貧者の晩餐会』
2004年、早川書房

   この話は、いいか1793年か94年のことだ。当時のエジンバラは今よりもずっとまともな街だった。いまじゃこの街では何事も起こらないが、あの頃は……あの頃は何が起こっても不思議じゃなかった。
 当時、エジンバラを訪れる者にキャディはなくてはならない存在だった。人を探す、伝言を伝える。あるいは一晩の宿、新鮮な牡蠣、シャツの仕立て、地元の娼婦が入り用ならば、キャディに頼めばいい。赤ワインで正体をなくしたとしても、キャディに言えば無事に家まで送り届けてもらえた。



 エジンバラは二階建てバスがくまなく走っている。市内のエリート学校を見た後、エジンバラの海岸にたどりついた。


 ここはいわゆる観光スポットというわけではなさそうだ。ちょっとひなびた海岸であり、観光客も来ていない。それでものどかな時間が過ごせて、別の趣を感じることができた。


 夏だけれど、海水浴客もいない。海の水は冷たく、そもそも海水浴には適していないのだろうか。きれいな砂浜が続いているのだけど。


 海鳥がひっきりなしに飛び交う。よく見ると、白い鳥、黒い鳥などいろんな種類が。スコットランドの大地と海を見下ろしながら。

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