ブリガム・ヤング大学ハワイ校(その2)…2007年秋~冬2011/06/28 20:31

イザベラ・バード著、近藤純夫訳
『イザベラ・バードのハワイ紀行』
平凡社、2005年

 このホスピタリティーこそが、当地の美しい景観や恵まれた気候以上に、ホノルルを楽園たらしめている。人々はみな親しく、互いに洗礼名で呼び交わしていることにわたしも気づいている。



    ブリガム・ヤング大学ハワイ校はモルモン教団がつくった大学。さて、日系人でも有名なモルモン教徒がいた。ワシントンDCにマサオカ・アソシエイツという企業があるが、その創設者であるマイク・マサオカ氏がそうだ。ちょうどこの時期、民主党、共和党ともに大統領候補を選んでいる最中だった。マサチューセッツ州の知事を勤めたミット・ロムニーも共和党の有力候補だった。「ロムニーを大統領に」というステッカーを貼った車をアメリカ本土で見かけた。
 ハワイでの研修の日程を管理してくれた日系人もモルモン教徒だった。絶対にアルコール、カフェインを口にしなかった。コーラも飲まないらしい。ハワイの日系人は信仰心に厚い。モルモン教に限らず、宗教活動を熱心にやっている人が多かった。日系人だけでなく、アメリカ人全体がそうだからかもしれない。
  ブリガム・ヤング大学ハワイ校はポリネシア諸島からの留学生を受けていている。ポリネシアンセンターでアルバイトしている人たちはその学生が多い。