アメリカ自然史博物館(その9)…1997年秋2013/03/08 20:00

『名作映画完全セリフ集 スクリーンプレイ・シリーズ 129 ナイト ミュージアム』
株式会社フォーイン スクリーンプレイ事業部、2008年

マクフィー博士:泡だ。
ラリー:はい、わかってます。
マクフィー博士:ネアンデルタール人の展示に。
ラリー:わかってますって。昨晩、消火器の事故がありましてね。文字通り掃除しに行く途中だったんです。



   展示の文字を見ると「王無き時代の政府」とある。かなり未開の時代のものだろう。首狩りの習慣があったのだろうか、敵の生首を干したようなものがある。今でもこんな生活を送っている部族はどれだけいるだろうか。アマゾン奥地、イリアンジャヤなどが思いつくが、観光客向けにパフォーマンスをしている場合もあるだろう。
    こうした未開の部族に焦点を当てて、文化人類学という学問が発達したが、米国はこうした分野でも先端を行っている。民族では文字を持たないものがけっこうあったし、そもそも歴史という概念を持っていない場合もあった。だから、埋もれてしまった歴史というのは無数にあるということになる。