サハリン州立美術館(その1)…2012年夏2013/10/22 20:11

森林太郎著
『鷗外選集 第15巻』 
岩波書店、1980年

<樺太脱獄記 コロレンコ>
   載せてある囚人の数は、それを護衛してゐる兵卒の数より多い。その代り囚人は一足歩くにも、ちょつと動くにも、厳重な取締を受けてゐる。かうして暴動などの起こらないやうに用心してあるのである。



   ユジノサハリンスクの街を歩く。ルーブルの持ち合わせがほとんどなかったので、まず銀行に行ってから。それから観光へ。かつては北海道拓殖銀行の豊原支店だった建物。なかなかしっかりした建物だ。サハリン州立美術館となっている。せっかくだから入ってみることにする。通常の入場料のほかに追加料金を払ったので、写真撮影も可能になった。お金を払ったのだからと、やみくもに写真を撮ってしまったが。