ベルリン地下鉄(その1)…2001年夏2014/04/24 20:20

海野弘編
『モダン都市文学Ⅸ 異国都市物語』
平凡社、1991年

 藤森成吉<ベルリンの春>
 一九三一年五月二十四日。
 それは、二十五日と共にプフィングステン(聖霊降臨歳)に当ってた。此の古来からの宗教的祭日の休暇を利用して、ドイツプロレタリアートはピクニックをやったり、旅行したり、大デモをやったりする。生憎ベルリンでは、当日特別大きな集会もなかったので、僕達夫婦は春をたのしむべく、朝からフリイドリッヒス、フェルデの墓に出掛けた。



 ローマからチューリッヒ経由でドイツの首都ベルリンにやってきた。タクシーの運転手の紳士的な態度、清潔な街並みが印象的だった。初日はホテル周辺を徒歩で歩いた。翌日から本格的に街を回ることにする。
   やはり地下鉄が便利だ。東西ドイツが統一し、東西ベルリンも一緒になって、当然のごとく地下鉄の仕組みも統合された。ベルリンの地下鉄は複数の路線が並行して走っているところが多い。
   料金などもゾーンによってざくっと決まっており、日本のような細かすぎる仕組みにはなっていない。1日乗車券を使えばもっと便利。地下鉄は改札はなく、抜き打ち検査で"薩摩の守"を取り締まる仕組みだ。

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