ラスベガスを歩く(その30)…1996年夏2015/10/17 06:20

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   地獄でもおかしくないくらい暑い。そして、地獄のように痛い。


   夜のラスベガスもけっこうきれいだし、活気がある。ネオンがこんなに似合う街も他にはない。MGMでは有名なミュージカルが上演されている。
   ラスベガスは治安もいいので、外を出歩いても問題はない。その点がアメリカの他の都市と違う。ニューヨークに行った時は、夜は出歩くなと言われた。夜遅く、ブロードウェイからホテルに歩いて帰るのも緊張した。



シドニーのシティレール (その1)…2015年秋(現地は春)2015/10/18 06:19

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<父ちゃんの相棒>
   廃山になった金鉱跡とはいえ、それにしてもひどい荒れ方だった。


   オーストラリアに初めてやってきた。ニュージーランドはかなり前に、1997年に訪問したのだが、その後オーストラリアに行く機会をつくることがなかなかできなかった。ケアンズかゴールドコーストを検討してたが、そっちは便がなかった。シドニーまでの直行便をぎりぎりとれたので、そちらに行くことにした。
   入国に1時間45分もかかってしまって、ちょっと疲れてしまった。ホテルは空港敷地内にあるところにとったので、そこに荷物を預けて、市街地へ出ることにした。シティレールという電車があって、空港にも駅があるから便利だ。チケットは人間からでも、自動販売機からでも買うことができる。


シドニーのシティレール (その2)…2015年秋(現地は春)2015/10/20 08:55

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<父ちゃんの相棒>
   船は紺青の長い海洋の嶺を乗り越えたり、紺青の長い海洋峡谷に下ったりして前進する。


   こちらは自動券売機。最初なので確実に買うために、前回写真を紹介した人のいる窓口で買うことにした。”Circular Quay”と言って、無事に入手することができた。市街地へは20分程度と聞いていたが、1800円くらいしたので、高いなと思う。東京都心から成田空港みたいな遠いところだと距離もあるので、高くても納得するのだが。この後、電車賃に限らず、オーストラリアの物価の高さにびっくりすることになる。


シドニーのシティレール (その3)…2015年秋(現地は春)2015/10/22 09:00

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<父ちゃんの相棒>
「アイレー、こっちを見ろよ!」
「なんだい、トムさん?」


   さて、シティレールの「空港国際線駅」のホーム。まだ朝早い時間帯。みんな大きな荷物を持っている。自分は空港近くのホテルに荷物を預けたので、身軽になって気分がいい。他の人たちは市街地のホテルをとっているのだろう。傘を持っている人もいる。着いた時の天気は、14度、小雨だった。迎えに来た人が持っているのだろう。


シドニーのシティレール (その4)…2015年秋(現地は春)2015/10/24 06:17

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<父ちゃんの相棒>
   天は、この金鉱あさりのお祈りを、聞き届けて下さったのだ。


   空港駅のホームにシドニーシティレールの大まかな地図が出ていた。実際には郊外へとかなり延びているが、この地図は観光客がよく行く市中心までを対象としている。空港までこういう電車が入っていると本当に便利だ。飛行機の中ではあまり眠れなかった。客室乗務員からも「あまり眠れなかったようですね」と言われてしまったが、お客さんのことをしっかり見ているのだなと感心した。


シドニーのシティレール (その5)…2015年秋(現地は春)2015/10/25 06:05

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<父ちゃんの相棒>
   パット・マーティンは、パイプに火をつけてから、車の梶棒の上に乗った。


   ”Nightsafe Area”と書かれている。夜は治安が悪くなるので、この車両に乗ると、車掌が乗っていたり、監視カメラがあるから安全だという意味である。シドニーは極端に治安の悪い街ではないが、日本に比べたら危険度は高い。空港の駅は比較的安全だし、今は朝の早い時間帯だから、そんなに気を使う必要はない。


シドニーのシティレール (その6)…2015年秋(現地は春)2015/10/27 11:40

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<開拓者の一日>
   場面は、ニュー・サウス・ウェールズ植民地西部の小さな開拓農場。


   さて、ホームに列車が入ってくる。反対側のホームに来た車両を撮影した。二階建ての車両だ。”Sydney Trains”と書かれている。こうした都心、近郊へと走る列車で二階建てはなかなかいいと思う。定員も増え、多くの人が座ることができるからだ。


シドニーのシティレール (その7)…2015年秋(現地は春)2015/10/29 08:58

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<開拓者の一日>
   オーストラリアの次の世代を代表するこの息子は、瘠せてひょろ長い、十五歳くらいの少年である。


   これはこれから来る電車の表示。何分後にどこどこ方面い行く電車が来るという表示。この後に止まる駅も表示されるので、大変に分かりやすい。お目当ての「サーキュラーキー」もきちんと表示されていた。
   この写真では一部しか見えないが、"Circular Quay"は"St James"の次だ。これに乗ればいいことがわかる。あと6分したら市街地方面への電車がやってくる。左側はさらにその後に来る電車の情報だ。


シドニーのシティレール (その8)…2015年秋(現地は春)2015/10/31 07:22

H.ローソン著、平松幹夫監訳 古宇田敦子編集
『ヘンリー・ローソン--短編小説・自叙伝--』
勁草書房、1989年

<開拓者の一日>
   家族の者は、食事の時はいつも各自が平均して紅茶を四杯も飲む。


   実際にこれから乗る電車を撮影する。黄色をベースとする車両がホームに近づいてくる。10数分待っただろうか。入国審査に時間がかかり過ぎて、だいぶ時間をロスしたので、早く市街地に着きたいと思う。日本との間に時差はないので、そんなに疲れが出ているわけではない。ただ、風邪気味だったので、体調がこれ以上悪化しないことを願う。