越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年
ハル・ポーター著、百々佑利子訳
<ミスター・バタフライ>(ラの右側に傍点)
日本式の居間というのは、畳敷き、障子、押入れは作りつけでひっこんでいて、ぽつねんと飾りがひとつ、家具はなし、簡素で、からっぽ、むだがなさすぎる洗練さ。
こっちは下の方にいたコアラ。こちらもなかなかいい表情をしている。コアラは思慮深い感じがして、見ている者も安心した気分になる。彼らは寝ずに起きている。夜行性ということではないのだろうか。こんな明るい空間に置かれているし。
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