オーストラリア博物館(その53)…2015年秋(現地は春)2017/04/19 08:37

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (下)』
評論社、1983年

ヴィッキー・ヴィーディカス著、鍛泰子訳
<満月の夜>
   列車の旅はなにひとつ珍しいこともなくて、退屈このうえもない。


   これも恐竜の骨。これは首の長い大型の種類とは異なるような気がする。比較的ずんぐりむっくりした恐竜ではないだろうか。ヨーロッパだと歴史が長いから、博物館というと中世も含めた人間の歴史が中心となる。恐竜や動物が主役となるのはいかにもオーストラリアらしい。人間の歴史が短い国だからだ。