北京のスターバックス…2009年春2010/04/30 21:08

  テイラー・クラーク著、高橋則明訳
 『スターバックス--成功の法則と失敗から得たもの--』
 2009 年、二見書房

 反スターバックス感情の高まりを最小限にしようとするシュルツの戦略は、実に率直なものだ。中国国民にスターバックスは中国の企業だと思わせようとしている。「中国で成功するために、われわれはアメリカではなく中国の会社にならなければならない」と彼はいう。



 北京。スターバックスなど外資が入った店もすっかり定着した。スタバのコーヒーの値段は日本と変わらない。
 日本に比べて、平均給与はかなり安いはず。だから、日本人から見たら、1,000円とか1,500円のコーヒーを飲んでいる感じだろうか。ノートパソコンを持ち込んでいる若者もいる。でも、富裕層にとっては関係ないか。
 それでも、最初にいた人がきちんと注文し、後から来た人は注文しないケースは多く見られた。ある若い女性はコーヒーを飲んでいたが、後から来た男性は何も注文せずに、持ち込んだパンを食べていた。