ワイルドライフシドニー動物園(その12)…2015年秋(現地は春)2016/07/28 06:11

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年

ヴァンス・パーパー著、佐藤恒敬・朝長梨恵枝子訳
<故郷>
   ガネダの町では、ハメをはずしてばか騒ぎをすることなど想像もつかない。


   今度は茶色い蛇。これには縞模様が入っている。大概の蛇には四角の模様が入っているが、その上に縞模様がある蛇とに大きく分けられるのだろうか。蛇とか蛙の研究をしたことがないので、わからない。理系の大学院生で、生き物をテーマとしている人は夏休みもろくにとれないと聞いたことがある。大学の研究室で蝶々や蛾を飼っているが、長い間空けるわけにはいかないので、正月やお盆は最低一人は残って、世話をしたり観察したりするらしい。自然の動物の研究ならまだいいが、屋内で飼ったりする場合はそういう事情になるだろう。