ウィーン・ハイリゲンシュタットを歩く(その33)…2016年夏2016/10/08 08:24

メイナード・ソロモン著、徳丸吉彦/勝村仁子訳
『ベートーヴェン〈上〉』
岩波書店、1992年

   苦しみのもう一つの現れは、学業がどうしても伸びなかったことである。(特に普通でないのは、彼が生涯を通じて、算数は足し算より先には進めなかったことである)。


   最初は床屋さんかと思ったが、洋服屋さんか仕立て屋さんだろうか。そしてビーチパラソルの書いてある絵を見て、なるほどと思った。数字とかのピントが合ってなくて、日付がちょっと違っているかもしれないが、「休暇をとっています。8月6日から8月28日まで」という内容だろう。まさに3週間の夏休みである。ドイツでは3週間休みをとるのが当たり前と聞いていたが、オーストリアでも同じなのだろう。休日出勤が長いこと続き、ようやく1週間ほど夏休みをとってウィーンに来たのだが、こうした掲示を見ると、羨ましい限りである。