ジョホールバル旅情(その5)…1998年夏2014/12/16 10:21

アブドゥッラー著、中原道子訳
『アブドゥッラー物語』(東洋文庫392)
平凡社、1980年

   この命令は、マレー人の間に不満を巻き起こした。私は至る所で彼らが不平を言っているのを聞いた。



   ジョホールバルの街中。ここにいる女性がイスラム教徒であることが一目でわかる。といっても、顔を全部隠すような衣装ではない。シンガポールに比べると、雑然とした雰囲気である。なにがなんだかわからないが、ひたすら街の中を散策する。
   華僑が多いのだろうか、漢字の看板もけっこうある。イスラム国ではアルコールが飲めないのだが、その厳しさは地域によって違う。ここは中国系も多いところだから、絶対にダメという地域ではないだろう。